『がたごと がたごと』(童心社)文・内田麟太郎 絵・西村繁男
レトロな列車が野を越え山越え進みます。がたごとがたごと。「おくやま駅」に着きましたよ。列車から降りてきたのは動物たち。乗ったときは人間だったよね。あれれ~? 次は怪しい雰囲気の「よつつじ駅」。降りてきたのは妖怪たち。あれあれ~、いったいどうなってるの?!
ページを戻して見てごらん。姿は変わっているけれど、乗ったのと降りたのは同じお客さんだよ。ヒントは服。持ち物にもよ~く注意して。
文章は「おきゃくがのります ぞろぞろぞろぞろ」「がたごとがたごと」「おきゃくがおります ぞろぞろぞろぞろ」の3つだけ。なのに、隠れた物語がい~ぱい! じっくりながめて、探してみてください。
(和歌山市民図書館司書 額田美那子)
(ニュース和歌山2017年1月25日更新)