山の妖怪
出没地域:熊野地方ほか
怖さ:2
山深くに棲み、黒くて長い毛をした猿のような、日本に広く伝わる妖怪。和歌山県ではヒヒのようだともいう。覚には人の心を読み取る能力があるらしく、覚を捕らえてやろうと考えると、それを察して逃げ出してしまう。
熊野では山で亡くなった死者の霊魂がさまよえば、大人であればダルになり、子どもであればコダマになるといわれ、コダマが少年少女の姿で現れたものをサトリと呼ぶ。
やはりこちらのサトリも人の心を読み、心の中で思っていることを言ったり、人が言おうとしていることを先に言ったりして惑わすらしい。
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妖怪をこよなく愛する和歌山市の漫画家、マエオカテツヤさんが毎週土曜日、妖しの世界に誘います。
(ニュース和歌山より。2017年5月6日更新)