かつて日前神宮の神領の用水であり、弥生時代末〜古墳時代初めに日前神宮の紀氏によって開削されました。今は岩出市船戸の紀の川左岸から取水し、小倉、和佐を経て東警察署の裏を抜け、高速道路の下にある音浦分水から大門川や名草方面へと延びる3つの支流に分かれます。
悠久の時間、この用水が街中や故郷の大地を潤してきたことを思うと、感無量です。(写真は2015年撮影)
(洋画家 堤 慶さん)
和歌山市の市街地を流れる内川を切り取った1枚を紹介する「MIZBE SCENE(ミズベ・シーン)」は隔週土曜号で連載します。
(ニュース和歌山/2017年7月15日更新)