北島橋北詰から南方にカメラを向けています。
遠くに和歌山城を望み、煙を上げているのは紡績工場の煙突です。左端にわずかに写っているのは鷺森別院の本堂です。橋上を行くのは、深山にあった重砲兵連隊の部隊です。野外演習を終え、帰営するところでしょう。
北島橋が初めて架橋されたのは、明治七年でした。橋の上流側の斜めの構造物は橋脚を守るための流木避けです。
(古書肆紀国堂=和歌山市築港1─11、073・499・8039=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します)
(ニュース和歌山/2018年2月3日更新)