「世界津波の日 高校生サミット」が10月31日(水)と11月1日(木)、和歌山市手平のビッグホエールで開かれる。テーマは「『稲むらの火』発祥の地で濱口梧陵の精神を共に学ぶ」で、49ヵ国、約500人の高校生が参加する。
2015年の国連総会で、11月5日が「世界津波の日」に決まった。梧陵が稲むらに火を付け、村人を津波から高台へ誘導し、多くの命を救った日にちなんで制定された。この日を前に、津波の怖さと対策について理解を深めてもらおうと、2年前から高校生サミットが開かれており、一昨年の高知は30ヵ国、361人、昨年の沖縄は26ヵ国、255人が集まった。
今年は和歌山県と広川町ほかが主催する。初日午後0時45分からの開会式後と、2日目午前9時半から分科会。地震、津波などの災害から命を守るため、自分たちに何ができるか、意見交換する。2日目午後1時から、東京大学大学院の片田敏孝特任教授による津波防災講演会がある。
開・閉会式と片田特任教授の講演は一般参加可。無料。申し込みは「世界津波の日2018 高校生サミット」HPでダウンロードできる指定用紙で。9月28日締め切り。県世界津波の日高校生サミット推進室(073・441・2702)。
(ニュース和歌山/2018年9月8日更新)