クリスマスシーズン到来。ポルトヨーロッパでは11月3日〜来年2月11日の86日間、ヨーロッパ風の街並みを生かした光の祭典「フェスタ・ルーチェ」が開かれています。「#イマワカtalk(とーく)」は今回、同イベント仕掛け人で実行委員会会長の古澤良祐さん(41)に尋ねます。

船出気分で巡ろう

──初開催の昨年は大盛況でした。

 「約8万人に来て頂けました。特にインスタグラムやツイッターなどSNSで話題になり、全国の夜景鑑賞士が選ぶランキングで新イルミネーション賞を受賞。今年はイルミネーションアワードで関西最上位の全国7位にランクインしました」

──園全体が光のテーマパークですね。

 「レンガ調の建物をイルミネーションで彩り、冬のヨーロッパにシップトリップ(船出)した感覚を味わえます。噴水広場に巨大ツリーと電飾で光る全長3㍍のテディベア、運河にかかる橋には高さ7㍍の光のボールがあり、いずれもフォトスポットとして人気です。乗り物11台(乗車券別)もライトアップし、夜の遊園地を楽しめます」

──今年の見どころは。

 「水をつけたハケで描くと光の絵が浮かび上がる壁、触れると色が変わる光るボール、ブラックライトで光る特殊なペンで顔や身体にペイントできるコーナーなど体験に力を入れています」

本場のクリスマス

──「本当のクリスマスに出逢える場所」をテーマに掲げます。

 「ヨーロッパでは毎年、クリスマスまでの約1ヵ月間、街がイルミネーションで染まり、移動遊園地が来たり、木で造った小屋の店が通りに並んだりします。そういった本場のクリスマスを和歌山で体感できます」

──関連企画も目白押しですね。

 「入場券の半券を提示すると割り引きなどを受けられる店が、和歌山市と海南市に46店あります。また、和歌山バスさんは車内を電飾で彩ったバスを走らせ、相互タクシーさんはラッピング車両に運良く乗れると、乗車人数分の入場券がもらえる特典を用意してくれています。イルミネーションを通じ、人と街をつなげてゆきたいです」

──今後は。

 「12月1日(土)、古城の壁面に投映するプロジェクションマッピングが始まります。マッピング専用の電飾による演出もあり、映像、音楽、照明が織りなす光の世界をお楽しみください」

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 午後5時〜9時(15日〜25日は10時)。1300円(当日1500円)、3歳〜中学生700円(同800円)。詳細はフェスタ・ルーチェHP

(ニュース和歌山/2018年12月1日更新)