2019年のチーム始動から1ヵ月余り。2月末までに発表された新入団選手11人を加え、日々、トレーニングに励んでいます。語弊があるかもしれませんが、今年はきっちりとした人が増え、僕の目から見て、大人なチームになった印象ですね(笑)。

 新戦力の1人に、地元・紀の川市出身の元Jリーガーがいます。僕より2つ上の30歳、久保裕一君です。中学校まで和歌山で過ごし、その後、Jリーグ・名古屋グランパスエイトの18歳以下チーム、明治大学を経て、J2のジェフ千葉へ入団しました。同じくJ2のガイナーレ鳥取、水戸ホーリーホックなどを渡り歩き、今年、ふるさと和歌山からJリーグ入りを目指すアルテリーヴォの一員に加わりました。

 Jリーグのチームに8年とプロ生活が長く、普段は明るくてとっても気さくなのですが、いざ練習が始まるとスイッチが入り、目の色が変わります。オンとオフの切り替えがはっきりしているところは、僕を含め、若い選手たちが見習うべき所です。

 ポジションはフォワード、点取り屋です。身長182㌢で、ヘディングが強く、左右両足ともシュート力があります。2月17日の練習試合では、相手ディフェンダーを背負いながら、鋭いターンから右足できっちりゴールを決めてくれました。試合中にもいろいろと仲間にアドバイスしてくれる頼もしい先輩です。

 新入団が多い今年は特に、練習試合を重ねながら、久保君だけでなく、全員でコミュニケーションを積極的に取り合って共通理解を深める、その作業の積み重ねが重要になってきます。関西リーグ1部開幕まで残り1ヵ月あまり。しっかりとチームの完成度を上げていきます!

写真=今年は久保君のゴールに注目です!

(ニュース和歌山/2019年3月2日更新)