今回届いた依頼は、和歌山市のえりちぁんさんの「和歌山県内のマンホールの柄って全部で何種類あるの?」です。
下水道の点検のために路上に設置されているマンホールのふた。シンプルなデザインだけでなく、市町村ごとに地域の花や木など、ご当地感のあるマンホールのふたが設置されているのは、みなさんお気づきですか? 一体どこに、どんなデザインのものが、何種類あるのか。調査のため、和歌山県下水道課に聞きましたが…。
写真=何気なく見るマンホール
年代、市町村によってデザインが違うため分からない
「和歌山県内のマンホールの柄って全部で何種類?」。県下水道課の北林昌樹主任によると、「デザインは市町村によって変わっています。さらに年代によっても異なるので、全てを把握するのは難しい」とのこと。
さらに、和歌山市下水道管理課は「1993年以降に作ったものは全て統一した絵柄になっています。劣化などで取り替え時期が来ると、そのデザインに変更していますが、まだ古いデザインのものも残っているため、種類の数は分かりません」。
現在、和歌山市が設置を進める紀州手まりが描かれたマンホール(写真左上)は、市とメーカーで、デザイン性と安全性に問題がないか協議し決定されたもの。93年、下水道の点検時にマンホールを開くためのカギがそれぞれ違っていたため統一することになり、その際、デザインもそろえることになりました。同市のマンホールを作る長島鋳物(埼玉県)によると、フタの耐用年数は車道で15年、歩道で30年だそうです。
和歌山県内全ての絵柄は確認できませんでしたが、市町村ごとに趣向を凝らし、その地域のアピールポイントをマンホールに表現している、ある種、「地域の顔」と言えそう。旅行やドライブで訪れた街の思い出として、この顔たちを記念撮影してみては?
(ニュース和歌山/2019年6月29日更新)