縦六・四×横十・五㌢の台紙に貼り付けた鶏卵紙写真です。

 この写真の持ち主は、明治二十五年八月二十四日に高野山でこれと同様の記念写真を十七枚購入し、翌二十五日には和歌の浦でこの写真を含め四枚の写真を購入した模様です。「高野和歌山漫遊の節これを求む」との墨書を残しています。

 ちなみに嘉永四年(一八五一)架橋の不老橋は、元は「ふろうきょう」と唱えていたようです。和歌山市指定文化財です。

 紀国堂=和歌山市ト半町38、県建築士会館1階=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します。

(ニュース和歌山/2019年8月24日更新)