普段、暮らしていると発生するゴミ。和歌山市在住で他の市町村出身者には、ゴミ出しのルールについてカルチャーショックを受ける人がいるようです。今回は和歌山市のY・Hさんからの質問「岩出市から和歌山市に引っ越して来てびっくりしたのが乾電池の捨て方。一般ゴミとして出すのですが、乾電池って燃えにくそう…」です。

 燃えないゴミも一般ゴミで出せるの? 出してしまえば分別は難しそうだし、そのまま燃やしても金属製の電池は燃え残りそうな気が。和歌山市一般廃棄物課に尋ねると、実は…。    

 


 

実は4月から分別回収に

 質問「岩出市から和歌山市に引っ越して驚いたのが乾電池の捨て方。なぜ一般ゴミなの?」。

 和歌山市一般廃棄物課によると「確かに、今年3月までは一般ゴミで集めていました。4月からは青岸ストックヤードで分別回収を始め、広報紙などで案内しています」。

 同市はリサイクルできる缶、ビン、ペットボトルなどの分別回収を行ってきましたが、乾電池はリサイクル施設がないため一般ゴミの分類に。燃えた際に発生するガスは環境基準を満たすよう処理し、焼却灰と共に大阪の最終処分場に埋め立てていました。

 しかし、昨年春に青岸ストックヤードが完成し、今春、分別回収を開始。北海道の専門処理業者に送っています。「年2回の小型家電回収の時に集めます。ストックヤードへの直接持ち込みも受け付けています。充電式電池やボタン電池は家電量販店などの回収ボックスへ」

 ちなみに、海南市は公民館などに設置した回収ボックスへ、岩出市は不燃物として回収、紀の川市は月1回の回収と回収ボックスを併用。いずれもリサイクル業者に渡しています。

(ニュース和歌山/2019年9月7日更新)