片男波海岸の先端までを構図に収めることを意識して撮影した写真のようです。
不老橋から海岸に続く一本道の形状がよくわかります。不老橋架橋当時、この道は途中までですが、海中に築かれた堤防道路のような形状でした。不老橋と共に和歌祭の際の東照宮御旅所への通路として築造されました。
掛け造りの三棟の建物はあしべ屋旅館の休憩所で、明治三十二年ごろに造られたものです。
紀国堂=和歌山市ト半町38、県建築士会館1階=店主の溝端佳則さんのコレクションを紹介します。
(ニュース和歌山/2019年10月26日更新)