今回の疑問は、紀の川市のハチさんから届いた「岩出市の畑毛交番の屋根瓦には、動物の置物が乗っていますが、何の種類ですか。また、その意味は?」です。

 早速、向かうと、確かに動物の形をした置物があります。よく見ると1つだけではないような…。

 質問者のハチさんは毎回、交番の前を通る度、何の動物なのかと家族で議論を交わすそう。その真相を岩出署地域課の安東利至男課長に聞きました。

 


 

方角を示す干支が4体

 「岩出市の畑毛交番の屋根に乗っている動物とその意味は?」。岩出署地域課の安東利至男課長に聞きました。「あれは方角を示す干支です。4方向を表すそれぞれの動物が乗っていますよ」

 交番入り口の真上には北北東を示す丑、その反対側の南南西は未、東南東は辰、西北西に戌が。交番が建て替えられた1996年に設置されたとのことです。

 ではなぜ、方角を示す干支が乗っているのか? 安東課長は「記録は残っていませんが、交番には道を尋ねてくる人が多く、屋根に乗る動物を見て、行きたい方角の参考にしてもらえればと思ったのかもしれませんね」と笑顔で推測します。

 なお、和歌山県警によると秋葉交番の屋根には4羽のハトが乗っています。地域の安全を守る交番。一度、屋根に注目してみてはいかが?

(ニュース和歌山/2020年3月21日更新)