皆さん、こんにちは! 今年の主将を務めます加納錬です。3月のこのコーナーで、前主将の大北啓介さんと対談させてもらいましたが、一人で担当するのは今回から。改めまして、よろしくお願いします。

 関西リーグ初戦を1週間後に控え、今のチーム状況は…と筆を進めるつもりでしたが、新型コロナウイルスの影響で開幕が5月に延期となりました。4月19日の天皇杯県予選準決勝も同じく5月に変更されました。早く皆さんの前で試合をしたい気持ちはありますが、健康な心と体があってのサッカー。選手はもちろん、応援に来てくださるサポーター、運営スタッフの方々の健康を考えると延期の対応は勇気ある正しい決断だと思います。

 公式戦が延期されても、チームとしてやるべきことは変わりません。サッカーは相手ありきのスポーツなので、「このレベルに達すればどんな相手でも勝てる」といったボーダーラインは存在しません。常に自分たちの成長、発展にベクトルを向け、開幕に向けてより良い準備を続けること、それを日々積み重ねることが今やるべきことであり、開幕の日程によってそれが左右されることは決してありません。

 チームでは、うがい・手洗い・アルコール消毒・マスク着用、練習前の検温などの行動指針を作成し取り組んでいます。僕たちができるのは、予防を徹底して感染を広げないよう細心の注意を払いながら、日々トレーニングを重ねること。5月、試合会場で皆さんの声援に背中を押してもらいながらプレーできるまで状況が良くなっていること、心から祈っています。

写真=選手、スタッフ一丸で5月の開幕に備えます!

(ニュース和歌山/2020年4月4日更新)