池を彩る光のオブジェ
11万球のLEDライトで彩る貴志川イルミネーションが1月11日(日)まで、紀の川市貴志川町神戸の平池緑地公園で開催中です。海をイメージした青のトンネルや、ピンク色のハート型オブジェ、赤や緑の灯りがちりばめられた木々…。今年の冬、幻想的な光の世界を散歩しませんか?
青く輝くトンネル
和歌山電鐵貴志川線の甘露寺前駅から徒歩2分にある平池緑地公園。池の周囲1・5㌔に遊歩道が整備され、早朝から夕暮れ時まで、ジョギングや散歩、野鳥観察に来る人々でにぎわう。午後5時になると、遊歩道約400㍍にわたり、芝生や木々、池の柵に飾られたイルミネーションが一斉に点灯。冬季限定でファンタジックな世界が出現する。
中でも華やかなのが、公園入り口に設けた11㍍の光のトンネルだ。地元の学童保育に通う小学生が毎年テーマを決めて飾っており、今年は海を演出。星くずのように青く瞬く光の中を、小魚たちがゆっくり泳ぎ、ひとときの海中散歩気分を味わえる。
色鮮やかなクリスマスツリーと雪だるまのイルミネーションは、貴志川高校生徒会の作品。生徒会長の城田百星(ももせ)さん(3年)は「家族みんなで楽しんでほしいとの思いを込めて、親子3体の雪だるまにしました」と話す。
イブは花火500発
12月24日(水)のクリスマスイブは、午後6時から500発の花火が上がる。池に反射するイルミネーションの光と、夜空に開く花火とのコラボレーションは必見だ。企画する紀の川市都市計画課の古田知義さんは、「絶妙なアングルをねらって、毎年多くの写真愛好家がいらっしゃいます。冬の夜空は澄んでいるので、花火がより一層きれいに見えますよ」。
古田さんの一押しは、今年初登場のピンク色のハート型オブジェ。直径約2㍍の大きさで、「ハートの前で恋人や家族、友達など大切な人と一緒に写真を撮ると、幸せになれるように」と願いを込めている。
子どもから大人まで、地元の人々の思いが詰まった貴志川イルミネーションは、寒い冬の夜を、ほっこりと暖めてくれる。
紀の川市都市計画課の古田知義さん
「平池緑地公園の貴志川イルミネーションは、今年で4年目を迎えます。貴志川の小中高生と一緒になって毎年作り込んでいます。貴志川線に乗って、夕暮れ前に早めに来てください。遊歩道を散策しながら、野鳥や樹木など平池の大自然ともふれあってほしいです」
〈入園料〉無料 〈所在地〉紀の川市貴志川町神戸 平池緑地公園
〈時間〉17時〜21時
〈アクセス〉和歌山電鐵貴志川線甘露寺前駅から徒歩2分。無料駐車場50台。
〈問い合わせ〉紀の川市都市計画課 0736・77・2511
※「和歌山おでかけ案内所」は第2、第4水曜に〝オープン〟します。次回は1月14日(水)掲載です。
(ニュース和歌山2014年12月10日号掲載)