Q2. 喫茶店で頼むなら？
A.一息つけるコーヒー人気
コーヒーが81％と突出しました。「ホッとする気持ちになれる」（66歳女性ら３人）、「独特の香りが心の安らぎに」（72歳男性）と大半が一時の癒やしを求めます。「家はインスタントコーヒーばかりだから」（57歳女性）との声のほか、「店によって味が異なるが、おいしいコーヒーは店主やいれた人の人柄も映し出す気がします」（61歳女性）と人間味もかみしめるコーヒー通の答えもありました。
また、「高校の時、失恋した時に飲んだブラックコーヒーの苦さがくせになったから」（55歳女性）、「私の青春時代は映画とその後のコーヒーだった」（71歳男性）と青春の味でもあるようです。
紅茶とジュースは同数でした。紅茶に関しては「いろんな香りを楽しめる」（47歳女性）、「家では味の濃さが難しい」（57歳女性）などの意見です。一方のジュースは、中でもミックスジュースの人気が高く、「小学生のころ、喫茶店につれていってもらうと、ミックスジュースばかり注文していた名残で、メニューにあれば注文する。いろんな思い出がつまっています」（42歳女性）、「紅茶を飲もうとしても亡き父を思い出してついついミックスジュースを注文する」（35歳女性）。みなさん、注文の一品に様々な思いを込めます。
その他は３人で、ココア２人、いちごパフェ１人。ココアには「生クリームをのせて飲むと、ほっこりする」（56歳女性）。喫茶店ではやすらぎたいですね。
和歌山市純喫茶連盟会長を務め、東高松で喫茶「Ｆ」を経営していた山本潔さん…昔、喫茶店はカレーなど軽食の人気が高かったが、飲食店の種類が増え、定番がコーヒー、紅茶になった。コーヒーや豆に詳しいお客さんは結構多くて、そんなお客さんからの「おいしい」の声はまさに勲章でした。だから、いつもコーヒーは本当に心を込めてたててましたね。
写真＝定番はやはりコーヒー
(ニュース和歌山2015年2月11日号掲載)
