Q.2 納豆は好き? 嫌い?

A.64%が愛食 苦手だが食べる人も

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 総務省が昨年発表した家計調査結果によると、都道府県庁所在地と政令指定都市の中で和歌山市は納豆の購入額が下から2番目。「苦手」が多いかと思いましたが、64%が「好き」と答えました。さらに「苦手だが食べる」や「好きでも嫌いでもないが食べる」を含めると、実に76%、4人に3人が食べていることが分かりました。

 「好き」のうち、183人は「おいしい」「理由なしに好き」とのこと。「3年前まで超苦手。嫁さんの指導のたまもので今は大好物」(50歳男性)、「出産してから子どもの健康のために食べるように」(52歳女性)のほか、妊娠、関東への転勤などをきっかけに苦手を克服したり、食べる習慣ができた人もいました。皆さん、おすすめの食べ方があるようで、その結果は上の通りです。

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 一方、「苦手」とした人の理由には、独特のにおいやネバネバした見た目をあげる声が目立ち、「他の人が食べた後の部屋のにおいも我慢できない」とする35歳男性も。「食べず嫌い」を自負する人も10人いました。

 和歌山信愛女子短大生活文化学科の吉田穰教授…元々、納豆は各家庭で作られていましたが、温暖な和歌山は作っても傷みやすいこと、同じ大豆の発酵食品であるみそを作る家庭の方が多かったこと、紀州の常食である茶がゆとの相性が良くないことなどの理由で、食べる習慣がなかったんだと思います。しかし、最近は自給から購入にかわり、全国的に消費量の差が小さくなってきています。テレビ番組などで健康食品と紹介されることも大きいですね。

〈読者オススメの食べ方セレクション〉

・ハチミツ味の梅干しを混ぜる (43歳女性)
・トマトと青じそ、ごま油であえる (35歳女性)
・納豆と山芋を混ぜてうどんにかける (72歳男性)
・お好み焼きに入れる(65歳男性)
・2歳の息子のおやつに、野菜や小麦粉を混ぜておやきにする(42歳女性)
・納豆チーズトーストに(61歳女性)
・餃子の皮で納豆とネギを包んで揚げ、マスタードとしょうゆで(66歳女性)

(ニュース和歌山2015年2月25日号掲載)