弥生のみぎり、春まだ浅い今日このごろでございますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。2015年シーズン、アルテリーヴォの主将を務め、また、今月よりこの連載を担当させていただきます芝﨑純平です。なお、〝じゅんぺい〟ではありません。〝じゅんへい〟です。お見知りおきください。
生まれは紀美野町。サッカーをしていた4歳上の兄の影響で、小学1年の時にボールを蹴り始めました。小さいころは〝キング・カズ〟こと三浦知良選手が所属していたヴェルディ川崎を応援していました。当時、和歌山にJリーグを目指すチームができるとは、さらに自分がそのチームでプレーするとは思ってもみませんでした。
アルテリーヴォでのプレーは今年が6年目。これまで副主将すら務めたことがなく、極端に言うと、自分のプレーだけに集中できたのですが、今季、新たに就任した坂元要介監督から主将という大役を仰せつかりました。みんなの先頭に立ち、チームの顔となることに、最初はとまどいを感じました。しかし、僕の中の〝リトル純平〟と「自分に何ができるのか?」「キャプテンの器なのか?」と会話した結果、監督の考えがあって選んでくださったのだからと前向きに考えるように変わってきました。みんなをまとめるようなキャラクターなのかどうか、主将に合っているのかどうか、まだ正直分かりませんが、今は自分自身への期待の方が大きくなっています。
今のアルテリーヴォは、子どものころの僕にとってのヴェルディほどの存在ではまだありませんが、和歌山の子どもたちに夢を与え、目標にしてもらえるチームにしていきたいと思っています。僕が自分に期待しているように、皆さんもアルテリーヴォに、そして芝﨑純平という選手に大きな期待を寄せてください。和歌山にJリーグチームを! (第1土曜掲載)
写真=エースナンバー「10」が僕です!
(ニュース和歌山2015年3月7日号掲載)