7割が60点以上 満点も8人

 今までの人生を振り返り、点数を付けてもらいました。60点以上とした人は全体の7割で、まずまず満足している様子です。90点以上は17%で、うち8人は満点。「今、幸せだから。色々あるのが人生。心の持ちよう」(34歳女性)と、ポジティブ志向が充実人生の秘けつみたいです。

 一番多かったのは70〜89点。「子どものころの夢が叶い、お花屋さんになれた」(67歳女性)、「会社員になって給料をいただき、妻、息子、娘に支えてもらっている」(52歳男性)、「無事に子どもを一人前にしたし、親も介護して送り出し、夫婦共に元気ですので」(72歳女性)、「50前で大病を患ったが、やりきった感が十分で思い残すことはあまりない」(52歳男性)と達成感を表します。

 続いて50〜69点を付けた19%は、後悔や将来への期待が見え隠れ。「几帳面な性格が周囲に堅苦しさを感じさせることが多かったのでは」(68歳女性)と振り返る人も。

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 0〜49点はわずか4%でしたが、まだ人生半ば、「分からない」が9%。頼もしいのは、点数を付けずに「まだまだこれから」と気勢を上げる19%です。「仕事を終え、子育てを終え、次は自分。プラス孫」(64歳女性)、「まだ80歳未満。人生これから」(79歳男性)、「若い子たちには負けません!!」(42歳女性)と皆さん力強いです。

 和歌山市中之島の安楽寺、吉野俊幸住職…50点以上がほとんど、70点以上が多い結果を見ると、なんとなくホッとしますね。コメントを見ると、主なキーワードは健康、家族(子ども・結婚)、仕事の3つ。これが充実している方は、点数が高い傾向があります。因果の視点から見ると、これまでの積み重ねが原因となって今の自分の現状(結果)があるので、この結果は今の自分に点数をつけるのとほぼ同じ。もし今の自分に不満があるなら、未来のために一歩踏み出しましょう!

(ニュース和歌山2015年4月8日号掲載)