プール派が145人と海派の92人を上回りました。
プールを選んだ理由の最多は「海にマイナスイメージ」が73人。「波が危険」(33歳女性)、「クラゲが怖い」(45歳女性)、「泳いだ後の砂の処理が嫌」(32歳女性)と海への拒否がプール票を押し上げます。62歳男性は「昔、大量の海水を飲んだことがトラウマに」と深刻です。積極的な支持は「安全」「しっかり泳げる」の各9人。「がっつり泳ぐならプール、癒やされたい時は海」(45歳女性)と使い分ける人もいました。
海を選んだ理由は「自然がいい」が47人で最多です。「波があり、自然と向き合える」(36歳女性)ほか、太陽、潮風を讃える声は多数。和歌山らしいのは「海になじみがある」の11人で、「近くにプールがなく、磯ノ浦に炒り豆を持参して行った」と78歳男性。「楽しく遊べる」は11人で、砂浜、バーベキュー、海の家と定番の魅力を愛します。
日本泳法、岩倉流泳法の那須賢二さん…砂浜や波、生物という海のものを「余分」と考える風潮が強いと感じた。自分たちで遊びを作らず、決まった枠の中で遊ぶ現代の傾向が反映された結果では。個人的には波や潮の流れなど自然の知識を持ち、海を楽しむ子どもが増えてほしいです。
(ニュース和歌山2015年7月22日号掲載)