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 本紙読者に「県内のパワースポットと言えば?」と尋ねたところ、362人中、約3割の110人が高野山を挙げました。「奥の院は身が引き締まる」(38歳女性ほか11人)、「無になれる」(62歳女性)と1200年の時を重ねた高野山ならではの神秘性が理由です。

 2位は落差日本一の那智の滝。「流れ落ちる水を見るとパワーがみなぎる」(49歳男性)、「マイナスイオンを浴びて運気が上がる気がする」(32歳女性)。自然への畏敬(いけい)の念を語る声が多数でした。

 「天守閣が気持ちいい」(28歳女性)、「幼い時から心のオアシス」(78歳男性)とおなじみの和歌山城が3位に。「リフレッシュできる」(29歳女性)と4位の熊野古道に続き、5位に日前宮と「恋人の聖地がある」(23歳女性)のマリーナシティ、7位は子宝の神様と言われる淡嶋神社でした。

 少数意見では、天野の里、平池緑地公園、貴志駅のたま神社や花山温泉、生石高原などがありました。

 県観光振興課の南和之副課長…パワースポットと呼ばれる、心も身体も癒やされ活力をもらえる場所は個人それぞれにあるようです。和歌山城が3位に入ったのは意外でしたが、徳川吉宗の居城であった歴史的背景や森の樹木からパワーを感じるんでしょうね。

(ニュース和歌山2015年10月28日号掲載)