勝ちたかった…。Jリーグチームも参戦する日本最大のトーナメント大会、天皇杯の1回戦。J2のモンテディオ山形とアウェーの山形で対戦しての率直な気持ちです。
前半に先制されたものの、後半に追いつき、延長戦へ。残り2分でカウンターから失点し、そのまま敗れました。後半だけ見ればシュート数はうちが4本で、相手は2本。こぼれ球は僕らの方が拾っていましたし、球際でも負けていませんでした。課題は残りましたが、持てる力はある程度出せたと感じています。
4月開幕の関西リーグ1部はずっと負けなしでしたが、7月に入り、全国社会人選手権関西大会で今季初の黒星を喫しました。8月はアルテリーヴォのメンバーで県代表チームを組んでのぞんだ国体近畿予選で初戦敗退。苦しい時期でしたが、天皇杯で上向くきっかけを得られました。こういう気持ちで試合に取り組んでいけば結果は必ずついてくる、との自信を得られました。長いシーズン、ずっと好調とは行きません。チームみんなで、また一人ひとりが深く考え、苦労したこの2ヵ月は、目標であるJFL昇格を手にするために必要な期間だったと思います。
そして9月、勝負の1ヵ月です。関西リーグ1部全14試合中、最後の3試合が行われます。現在首位の僕たちは次の12節で優勝が決定する可能性がありますが、2位のアミティエSC京都も好調、おそらく13節の直接対決が大一番となるでしょう。その舞台はホームの桃源郷運動公園。優勝は多くの和歌山サポーターの前で決めたい。歓喜の瞬間、ぜひ一緒に盛り上がりましょう!(第1土曜掲載)
★8月の公式戦結果 県サッカー選手権1種大会決勝
○4─0 海南FC 天皇杯1回戦
●1─2 モンテディオ山形(J2)
★9月の公式戦(県内開催分のみ)
関西リーグ1部第13節
日時 17日㈯午後1時
会場 桃源郷運動公園(紀の川市) 相手 アミティエSC京都
写真=たくさんのサポーターと共に戦い、歓喜の瞬間を!
(ニュース和歌山2016年9月3日号掲載)