『ぺんぎんたいそう』
作・齋藤 槙(福音館書店)
2羽のペンギンが体操する絵本。 ♪ぺんぎんたいそう はじめるよ いきをすって~ はいて~♪
ぷっくりお腹のペンギンが首をのばしたり、短い足をあげたり。ペンギンのしぐさがなんともかわいい本。
読み聞かせをすると、子ども達もいっしょに体操を始めます。ペンギンのいつものしぐさが、そのまま体操になっているんですね。おもしろいですねぇ。でも「おなかとあたまを ぴったんこ」は、ペンギンにできても人間にはできません。残念。
ちなみに表紙の小さい方がケープペンギン、大きい方がキングペンギンです。和歌山城の動物園にいるのはフンボルトペンギン。3種類とも寒い南極にはいないペンギンです。(和歌山市民図書館司書 額田美那子)
(2016年10月26日号掲載)