里の妖怪

出没地域:和歌山県全域

怖さ:0

 伝承などで蝶は不死、復活のシンボル的な存在であることが多く、蝶が大好きだった人の死体から無数の蝶が飛び立った話や、水場で命を落とした人が蝶に化け、水場を守ったなどの話が全国に数多く残る。和歌山に伝説がある「化け蝶」はメスで、好みの男が来ると美女に化け、男を幻の世界に誘い込むと言われている。その幻の世界では、男女が2匹の蝶となり、夜が明けるまで舞い続けるという。やはりこの「化け蝶」も死者の魂が蝶に化けたものであろう。

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妖怪をこよなく愛する和歌山市の漫画家、マエオカテツヤさんが毎週土曜日、妖しの世界に誘います。

(ニュース和歌山/2017年11月25日更新)