下の円グラフは、とある魚の養殖量です。2016年、全国では5183㌧で、1位は愛知県の1182㌧。これに続くのが和歌山県で、1039㌧でした。実は12年までは和歌山県がトップだったんですが、ここ数年は愛知県に抜かれ、2位となっています。

 養殖量で見ると、和歌山県はクロマグロが4位、マダイが6位(いずれも16年)に入っていますが、この魚は海ではなく、内水面で育てられます。漢字では、香りが良いことから「香魚」、また、寿命が1年のため、「年魚」とも書くこの魚は、さて何でしょう? 食べるなら…やっぱり王道の塩焼きですかね?

(※農林水産省の漁業生産統計調査より)

………………………答え……………………………

 和歌山県が2位にランクインした1面掲載の円グラフ、正解は〝あゆ〟の養殖量でした。1位、3位が愛知県、岐阜県、2位、4位が和歌山県、滋賀県と中部、近畿で盛んですね。この4県で全体の7割を占めます。

 県資源管理課によると、県内では紀の川が流れる和歌山市や紀の川市、富田川沿いの白浜町や上富田町で多く養殖されているそうです。

(ニュース和歌山/2017年5月27日更新)