先月このコラムで〝勝負の月〟と位置づけた6月。関西リーグ1部の4試合が行われ、結果は3勝1敗でした。1敗こそしたものの、27日に行われた首位、チェントクオーレハリマとの試合は終盤に3点を奪い、勝利をつかみとりました。この結果、全14試合中、前期7試合を終えて首位に立ちました。

 前期を振り返ると失点は2と8チーム中最少。ケガ人が多い中でも結果を出せたことは良かったです。欲を言えばもっと点を獲れるはず。首位ターンは素直にうれしいですが、早速あすから後期が始まりますので、気を引き締め、これまで通り一戦必勝の気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。

 激しい戦いが続く一方、チームは新たな取り組みを始めました。〝キシュウノホコリ〟プロジェクトです。地元の様々な産業と連携していく企画で、第1弾として、僕を含めた選手3人が先日、70年以上の歴史を持つ御坊市のそめみち染物旗店を訪問。ヤタガラスをモチーフに、伝統の技法でチームの旗を染めてもらいました。第2弾以降も検討中で、和歌山に拠点を置くクラブとして、サッカーに加え、地元への愛情をこのプロジェクトで発信していきます。

 いよいよ夏本番。暑さに負けない熱い試合で勝利を重ね、サポーター皆様の前で1試合でも多く、この旗を掲げられるよう、〝紀州の誇り〟を胸に戦っていきます!

写真=新登場の旗は串本の試合で初披露しました

 

【6月の関西リーグ1部結果】

第5週
 〇 1─0 レイジェンド滋賀

第6週
 ● 0─1 ポルベニル飛鳥

第7週
 〇 6─0 関大クラブ2010

第3週(延期分)
 〇 3─0 チェントクオーレハリマ

(ニュース和歌山/2021年7月3日更新)