第45回全国高等学校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)は8月6日、無事閉幕を迎えました。演劇や書道など22部門に全国から高校生が集い、熱いパフォーマンスや、素晴らしい作品の展示を行いました。また我々、生徒企画委員会は約5時間の総合開会式やパレードを担当しました。
発足したばかりのころ、私は不安だらけでした。アイデアが浮かばず、議論も進まない。イメージが湧かないまま2020こうち総文プレ大会を視察しました。そこで見た景色を忘れることができません。街と総文が一体となり、人々の笑顔があふれていました。その時「自分たちの手で人々の心に残る大会をつくろう」と決心しました。
「だれかを思い、だれかの幸せを願う。その心が人を笑顔にする」。これは、私が開会式当日に行ったあいさつの中の一文です。私たちは皆さんを笑顔にすることができましたか? グランドフィナーレの後に頂いたたくさんの拍手は思いが無事に届いた証だと信じています。
また、新型コロナウイルス禍の中でも、無事に総文を開催できたこと、そして私たちに今までの努力を表現する場を与えてくださったこと、大変ありがたく思っています。
2年間の道のりは、後日開催の解散式で終わりを迎えます。生徒企画委としての任期は終了しますが、私たちがつくり上げた紀の国わかやま総文はこの先ずっと心の中にあり続けます。
前に進む力、あきらめない力を与えてくれた総文。これからも多くの人々を照らし続ける大会であることを願っています。
写真=総合開会式後に記念撮影
(ニュース和歌山/2021年8月28日更新)