プールやミストで冷んやり
何をするにも億くうになる暑~い季節がやって来ました。動物園では、動物たちに合わせて暑さ対策をしています。
紀州犬には遮光ネットと扇風機の設置に加え、熱中症にならないために氷や薄くしたスポーツドリンクを与えます。氷をかんで遊ぶのがこの季節ならではの楽しみで、運がよければ見られるかも。また、風鈴もつけており、風が吹く度に涼しげな音をたてています。
アルパカはお気付きの通り、毛刈りです。特有のモコモコがない、この時期ならではのクールビズな姿をぜひ見てください! 暑さが大の苦手な動物なので、小屋内には扇風機とスポットクーラー、外にはミストを設置し、少しでも過ごしやすい空間にしています。
マーラ・カピバラ舎には、直射日光があたらないよう遮光ネットで日陰をたくさんつくっています。カピバラにはプールも用意(写真)。とってもお気に入りで、寝そべったり、長時間浸かったりして満喫の様子です。すぐ水がドロドロになってしまうのが難点ですが…(笑)。
そして毎年7月中旬の風物詩と言えば、ツキノワグマのベニー園長の暑気払いです。いつも暑い中頑張ってくれている園長をねぎらい、この日限定の「飼育員特製暑気払いパフェ」をプレゼントし、感謝の気持ちを伝えます。小玉スイカの中身をくりぬいて作った器に、桃とスイカの実をかわいく型抜きして凍らせたもの、ペレット、蒸しイモ、彩りでにんじんを添えた特別メニューです。ちなみに、余った桃やスイカは他の動物たちにおすそ分け。
普段食べられない果物をうれしそうに食べる園長、パフェをたん能して、暑い夏を乗り越え、これからも一緒に動物園を盛り上げていこうね‼
(ニュース和歌山/2022年7月9日更新)