和歌山人の本音、関心を読み解く「よもやまリサーチリターンズ」。今回は非常食にもなる缶詰について、何が好きか聞きました。

 1位はツナでした。「どんな食材とも合う」(60代女性)と人気で、手巻き寿司やおにぎりの具材にしたり、卵焼きに入れたりと、色んな使い方をしているようです。中には「米3合にツナ、千切りのニンジン、塩昆布小さじ半分を入れて、炊き込みご飯に」「アボカド、ニンニクと和える」(どちらも60代女性)、「クリームパスタやミートソースパスタに」(20代女性)とのレシピも。皆さん料理上手ですね。

 2位はサバです。60代以上の多くが「健康のため」と回答しました。特に男性の支持が強く、そのまま食べる人のほか、「白菜、きのこなどと煮る。みそ味が好み」「うどんやそうめんのぶっかけに。オクラや大葉を添え、タレは古座川町のゆずだれ」(いずれも60代男性)と楽しんでいるようです。「シイタケやパプリカに詰めて焼く」(60代女性)とアレンジも色々。

 フルーツは票が割れつつ、ミカンが3位にランクイン。生産量日本一の和歌山らしいですね。「フルーツサンドに」(30代女性)や「牛乳寒天に入れる」(60代女性)との声がありました。

 一方、「災害用にサバカレー缶を1箱買いました」との60代女性も。10月10日は「缶詰の日」です。自分好みの缶詰をストックしてはいかが?

 

 

紀の川市食育推進会議会長で栄養士の三國和美さん

 栄養が豊富で健康によく、手軽に取れるツナやサバが上位は納得です。旬の時期に新鮮な状態で密封する缶詰は、栄養成分やおいしさが凝縮されています。日常的にストックし、アレンジ料理を経験しておくと、災害時の食事にきっと役に立つはずです。

(ニュース和歌山/2022年10月8日更新)