似た者同士の違いは?
当園ではマーラの雄1頭と雌3頭、カピバラの雄1頭を一緒に飼育しています。
来園者の方がマーラを「カピバラの赤ちゃんですか?」と間違えることがあります。どちらもネズミの仲間、げっ歯目ですが、マーラは四肢がスラっと細長く、毛質はフワフワしており、カピバラに比べて体が小さいです。一方のカピバラは、四肢が太くて短く、ずんぐりむっくりで、毛質はたわしのようにゴワゴワ。また、泳ぎが得意で指と指の間に水かきがあります。
マーラは雄の「マカロニ」、雌の「マカロン」「チャコ」「ピリカ」がいます。同じ種類でも顔の形や体の大きさが全然違うんですよ。チャコは顔が短いですが、ピリカは長い…。毎日見ていないとなかなか見分けがつかないかもしれないですね。園舎に違いを掲示しているので、ぜひ見分けてみてくださいね。
カピバラは「ふう」という6歳の男の子です。のんびりした性格で、スタッフがよしよしすると毛をボワっと立て、首をのけぞらせて気持ちよさそうにします。雄の特徴に、鼻の上に黒くて毛の生えない「モリージョ」という突起物があります。雌にはほとんどありません。ここから分泌物を出し、木などにこすり付けてテリトリーの印をつける役割と、交尾期に雌を引き付ける役割があるようです。
5頭は動物園中央にある園舎にいるので、会いに来てください。また、3月14日㊋、2月に実施したイケメン総選挙の結果を発表し、1位の動物にプレゼントのおやつを渡す予定です。そちらも楽しみにしていてください。
(ニュース和歌山/2023年3月11日更新)