1ヵ月にわたって伝授してきたBBQ(バーべキュー)の楽しみ方も今回が最終回です。最後にお伝えしたいのは、「後片付け」です。
バーベキューだけでなく、屋外で自然を満喫しながら楽しむアウトドア。忘れていけないのは「環境に配慮すること」です。そのため、楽しんだ後の片付けは大事です。
間違いがちなのが、「木炭は植物からできているから、使った後は自然にかえすため土に埋める」との考え。これは絶対にやってはいけません。炭の成分、炭素は自然の中で分解されることはないので、土に埋めても残り続けてしまいます。
正しい処理の仕方としてオススメなのは「火消しツボ(写真)」を使うこと。熱い炭を入れフタで密閉すると、酸素がなくなり、簡単に消火できます。また、一度消火しても繰り返し使えるのも炭の特徴。むしろ一度消火したものの方が火が付きやすくなります。環境への配慮だけでなく、お財布にも優しいですよね。灰については持ち帰り、可燃ゴミとして処分するか、灰捨て場があればそこに捨てましょう。
このほか、ゴミの分別はもちろん、キャンプ場を利用した場合、洗い場は使う前よりきれいにして帰るよう意識しましょう。こうした少しの心がけで、この後利用する人たちが気持ちよくBBQを楽しむことができます。
和歌山BBQ協会は正しい知識を広めるため、バーベキューインストラクター検定を行っています。夏に開催予定なので、ご興味ある方はぜひ。
和歌山BBQ協会 湯川佳紀
(第1~4土曜掲載。バックナンバーはニュース和歌山HPで見られます。5月はヨガ講師のガネーシュ・ギリさんが担当)
(ニュース和歌山/2023年4月22日更新)