昔ながらの「おばあちゃんの知恵」も今週が最終回。使い終わってゴミに出す前、もうひと働きしてもらえば、環境に優しくなりますね。

 

Q 魚焼きグリルの汚れは

A 茶殻をふりかけて

 お茶を飲み終わった後、茶殻の水気を切り、グリルにまんべんなくふりかけます。魚を焼いた後、熱いうちに入れておけば、余熱で油の吸収が早くなるのでオススメ。冷めてからスポンジなどでこすり落とせば、油汚れがキレイに取れます。

 また、茶殻に含まれるカテキンには消臭効果があり、生臭さが消えやすいのも特徴。消臭剤代わりにゴミ箱や灰皿に入れておくのもいいですよ。

 

Q 蚊を寄せつけない方法は

A みかんの皮に火をつけて

 蚊を追い払うには、渦巻き状の蚊取り線香や、電気で殺虫成分を出す装置が一般的です。昔は、冬にみかんを食べた後、皮を乾燥させて保存しておき、夏になれば、それに火をつけて蚊取り線香代わりにしたものです。皮を置くのは、蚊取り線香用ネットでも、平たい皿でも構いません。みかんの香りで、リラックスできます。

 もちろん、今はみかんの旬ではありませんが、柑橘系の果物なら同じ効果を得られます。皮が厚いものなら、細く切っておくと、火がつきやすいですよ。

 

和歌山市生活学校連絡協議会 山路さよ子

(第1~4土曜掲載。バックナンバーはニュース和歌山HPで見られます。7月は花火製造会社「紀州煙火」の藪田さゆりさんです)

(ニュース和歌山/2023年6月24日更新)