動物と一緒に歴史散歩

 11月3日に「アルパカと歩き学ぶ和歌山城の歴史」というイベントを開催しました。和歌山市語り部クラブの案内のもと、子どもから高齢の方まで、16人の参加者と一緒に、アルパカのパルルと城内を巡りました。

 エサやり体験では柵越しに触れ合いますが、その時より近い距離にいるので、アルパカの大きさにびっくりしている人もいらっしゃいました。

参加者を待たせて〝道草を食う〟パルル

 散策では、石垣が造られた時代によって、積まれている石の形が違うことや、門があったと思われる痕跡など、話を聞くまで気づかずに通り過ぎていた場所が多かったです。私も勉強になり、つい語り部の話に聞き入ってしまいました。

 パルルはみなさんを先導して歩いたり、記念撮影に写ったり、草の上をゴロゴロと寝転がったりと、マイペースに楽しんでいました。時々、道端においしい草を見つけ、立ち止まって食べ、お待たせしてしまうことも…。特に驚きの声が上がったのは、階段を楽々と上り下りする姿です。アルパカの祖先は南米の山脈に住んでいたので、坂道や段差は得意です。みなさんを置いて行ってしまうほど、パルルは軽やかに階段を上り、帰りも飼育員を引っ張りながら降りていきました。

今回の担当は堀優芽さん

 普段は城内を散歩していますが、不定期なので出会えたらとてもラッキーです! 立ち止まって写真を撮ってもらうこともできますので、見かけた際はぜひ声をかけてくださいね。

(ニュース和歌山/2023年11月18日更新)