落語家、桂枝曾丸(写真)による「わかやま芸品館其の十五」が3月20日(日)午後3時、和歌山市民会館小ホールで開かれる。同市文化スポーツ振興財団など主催。
地元で活躍する枝曾丸の落語を存分に楽しめる恒例の芸品館。今回は、和歌山から南米アルゼンチンへの移住を題材とした落語「遙かなる海の向こうへ」と、新作落語「饅頭可愛〜まんじゅうかわい」の2席を披露する。
「遙かなる〜」では、劇団ノスタルジアの岡崎義章さんが演出に協力。舞台風の趣向を凝らし、アルゼンチン風の音楽を鳴らすヤラビ、アルゼンチンタンゴを踊るJavi&Kazu、バイオリンの小倉浩晃さんが登場し、南米のムードを盛り上げる。また「饅頭可愛」は老舗和菓子店「駿河屋」の復活を題材にした新しい創作落語。枝曾丸演じる和歌山のおばちゃんが店頭に立って…はてさて。
このほか、桂花団治、笑福亭喬介、マジックの松旭斎天蝶とゲストも多数。枝曾丸は「今回は和歌山を題材にしたネタを2席。照明など凝った演出を楽しんでほしい」と話している。
2500円、当日2800円。市民会館(073・432・1212)。
(ニュース和歌山2016年1月9日号掲載)