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 和歌山県内のレストランやカフェ、ホテルなど71店でシカ、イノシシ肉を使った特製メニューが味わえるジビエフェスタが2月1日(月)〜29日(月)に行われる。

 農作物への被害を減らすために県内で獲れた野生のシカとイノシシを「わかやまジビエ」として打ち出そうと、県が2012年にジビエウィークを始めた。昨年2月は76店と精肉店8店で3212食が提供されたほか、秋には臭みを感じにくいミンチ肉料理に限定して初実施した。

 ジビエは低カロリー高タンパクな食材で、シカ肉は牛肉に比べて鉄分が2倍、カルシウムが豚肉、鶏肉の5倍以上。シシ肉は疲労回復に効果的なカルノシンやアンセリンが多く含まれている。

 県は7エリアに分け、イタリアン、フレンチ、和食、中華など幅広い店で個性が光るメニューを紹介した冊子を作成。オテル・ド・ヨシノの手島純也料理長やジビエ工房紀州の清水敏夫さんら、ジビエ普及に力を入れる5人のインタビューも掲載した。県畜産課は「毎年、ジビエウィークを開くたびに提供数はどんどん増えている。プロの目線も参考に楽しんでほしい」と話している。

 冊子は主要駅やスーパー、観光案内所などで配布。

(ニュース和歌山2016年1月16日号掲載)