菓子売り場に…えっ、焼きさんまやめざし!? 包装にこだわり、一見、魚にしか見えないチョコレートを海南市名高のタカラ製菓が販売し、注目を集めている。
手づくりキャンディーを企画・製造する同社の主力商品は棒付きあめ。にぎり寿司のほか、目玉や鼻などをリアルに表現した「ホラーキャンディー」などが人気を呼ぶ。昨年秋、田辺市の産直市場よってっていなり本館が魚売り場を充実させるのに合わせ、魚にちなんだ菓子をとの依頼が寄せられ、大阪の菓子企画会社と手がけた魚チョコを昨年末から販売する。
〝問屋直送おかしや産チョコ〟は、包装袋にめざしやししゃも、あじの丸干しをプリントしており、中は魚の形をしたスティックチョコになっている。トレー入りの焼きさんまは魚をかたどった袋に小さなチョコボールが詰まっている。
JR海南駅内の海南物産観光センターでもバレンタインデー前の2月4日に並べたところ、〝めざし〟が間もなく完売し、13日に再入荷した分も翌14日に売り切れた。タカラ製菓の光岡隆行さんは「物珍しさからまとめ買いされる方もいらっしゃいます。おじいちゃんが孫を連れて、売り場で盛り上がっていたこともありましたね」。
よってってイオンモール和歌山店と貴志川店などで販売している。
写真=本物の魚に見えるユニークな包装が人気
(ニュース和歌山2016年2月20日号掲載)