和歌山市のフィギュア作家、さかぐちゆきこさん(25)が展示会「カップくんとシュガーくん」を3月19日(土)~21日(月)、和歌山市東高松のおのまちあるふぁで開く。この春、制作活動の幅を広げるため、上京するのを前にした節目の作品展。「オリジナルキャラクターのカップくんたちが織りなす世界観を楽しんで」と笑顔を見せる。
大学時代から本格的にフィギュアを制作するさかぐちさん。3年前からは身近な食器をモチーフにした独自のキャラクターで作品を展開する。今展ではストーリーに沿って約100体を展示。大親友のカップくんとシュガーくんだが、スキンシップの度が過ぎたシュガーくんが家を追い出されてしまう。そこにミラーボールくんが現れて…。
今春、同市に店を構えるパン職人、なかむらたかしさん(27)のパンを題材にした手のひらサイズのフィギュアも展示。「彼のパンが持つ素朴な雰囲気を再現しつつ、近くにおいておきたくなるような愛らしいキャラクターを目指しました。いつでもおいしい時間を思い出してもらえるとうれしい」と思いを込める。
正午~午後6時。なかむらさんのパンの販売も。おのまちあるふぁ(073・460・2170)。
写真=愛らしいフィギュア約100体を展示する
(ニュース和歌山2016年3月12日号掲載)