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 孫市まつりが3月27日(日)午前11時〜午後4時、和歌山市鷺ノ森の鷺森別院で開かれる。戦国時代の鉄砲隊、雑賀衆を率いた雑賀孫市でまちの活性化を図る孫市の会が主催。今回は昨年のゲスト、俳優の榎木孝明さんが雑賀孫市として登場する。

 まつりに先立ち、午前10時30分に和歌山城一の橋から武者行列。城内、和歌山市駅前などを巡り、鷺森別院まで練り歩く。正午からの野外劇「信長を撃て!ガンマン雑賀孫市☆百発百中」では、榎木さん演じる孫市が、映画『ラストサムライ』などに出演した俳優の西村匡生さんふんする織田信長と対決し、本格的な殺陣(たて)をみせる。一般から応募した地元参加者、黒潮躍虎太鼓や鉄砲隊も共演し、劇を盛り上げる。

 このほか、映画『尻啖(くら)え孫市』の上映会と勉強会(午前10時、午後1時15分)、歴史キャラさみっと大集合(午前11時、午後2時20分)、紀州九度山真田鉄砲隊ら6隊による鉄砲演武(午後0時40分)など多彩。

 野外劇を演出する東映の中野広之監督は「孫市太鼓、ケンケン踊りなど和歌山で脈々と続くものを受け継ぐまつり。今まで以上に一体感を出して臨みます」。孫市の会の森下幸生会長は「質的にワンランクアップした内容。長く続くまつりにしていきたい」と意気込んでいる。

 雨天決行。孫市の会(073・423・3136)。

(ニュース和歌山2016年3月23日号掲載)