全国ミニバスケットボール大会が3月28日(月)~30日(水)に東京の代々木体育館で開かれ、県内から男子は八台MBC、女子は八幡台MBCが出場する。八幡台小学校(和歌山市西庄)を拠点に活動する両チームはともに県冬季大会で優勝し、全国切符を手にした。八台の栗山宗朋(しゅうと)主将(八幡台小6)は「初めての全国に緊張しますが、全力を出し切って和歌山代表として恥ずかしくない試合をしたい」と意気込む。

男子 八台

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 男子は県夏季大会で優勝経験があるが、冬季は初優勝。準決勝で激突した広川戦では前半9点のリードを許したものの、カウンターを中心に、身長165㌢とチームで最も背が高いポイントゲッターの中村洸輝選手(有功東小6)にボールを集め、後半追い上げ、42─40と逆転で接戦をものにした。決勝では日高を前半で27─17と突き放し、そのまま55─46で逃げ切り、栄冠を手にした。

 和田宗教監督は「例年のチームより全体的に走るスピードが速く、一歩でも相手より前へ出ようとする姿勢がある。1対1でも競り負けない、県大会で得た自信を持って全国に挑みます」。

写真=八台MBCは冬季大会で初優勝

 

女子 八幡台

16032689_josi 女子は県冬季大会2年ぶりの優勝。「和歌山で一番走れるチーム」を目指し、坂道を使った下半身強化に取り組んできた走力で相手を圧倒し勝ち進んだ。決勝の対戦相手は夏の大会で敗北したライバルのKIBIジュニア。「相手を大きく見過ぎないように」と相手の試合を事前にビデオで研究し挑んだ。試合では跳躍力のある岡田優歩選手(八幡台小6)を中心に思い切りの良いプレーで試合の流れをつかみ、50─27で雪辱を果たした。

 岡田選手は「強気でいけたのが良かった。全国でも積極的なプレーを心がけます」、村上芽菜主将(八幡台小6)は「走って攻める自分たちらしい試合をして、目指すは『まず一勝』」。吉田大介監督は「シュートの精度を上げて、決勝の勢いを全国に持ち込みたい」と意気込んでいる。

 全国大会1次リーグでは男子が亀阜ミニバスケットボールクラブ(香川)、フォルティスu&u(熊本)、女子が増田西シャイニーズ(宮城)、昭和ミニバスケットボールクラブ(愛知)と対戦する。

写真=2年ぶりの冬季大会優勝を飾った八幡台MBC

(ニュース和歌山2016年3月26日号掲載)