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 海南市内を散策する秋恒例の「熊野古道わくわくハイク」がリニューアル。春と秋に2回ずつの開催となり、同行する語り部の案内を聞きながら歩く。漆器体験を盛り込んだコースもあり、実行委事務局の市産業振興課は「散策に加え、海南観光も楽しんでほしい」と呼びかける。

 1996年にスタートし、昨年20回目を迎えたイベント。JR海南駅をスタートし、藤白峠を越え、下津町の市民交流センターまで自由に歩く形式で、途中、藤白神社、鈴木屋敷、有間皇子の墓碑で語り部が歴史を解説していた。同市や和歌山市、大阪府内を中心に毎回約1000人の参加でにぎわっている。今年からは春、秋に計4回実施。25人のグループごとに一人の語り部が一緒に歩き、道中の史跡などを解説する。

 第1回の4月24日(日)は「熊野古道のんびりコース」。和歌山市の伊太祁曽神社に午前8時35分集合で、古道を通り海南市の春日神社で昼食。この後、藤白神社まで歩き、午後3時に海南駅で解散する10㌔。800円。定員100人。

 第2回の5月8日(日)は「熊野古道&漆器体験コース」。午前9時に海南駅に集合し、駅前の軽トラ市を楽しんだ後、藤白坂を登って御所の芝へ。そこから引き返し、黒江うるわし館で蒔絵を体験し、黒江を散策する。16㌔。1800円。定員50人。

 いずれも昼食代込み。途中、生活研究グループ手作りの菓子のもてなしも。申し込みは指定用紙で。応募多数の場合は抽選。実行委(073・483・8461)。

(ニュース和歌山2016年4月2日号掲載)