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 地元産の採れたて野菜の直売と野菜を使ったスイーツの販売、ギャラリースペースを備えた「almo(アルモ)」が4月10日、ぶらくり丁に開店した。中心市街地のリノベーションを手がける紀州まちづくり舎によるもので、同社の三浦研祐さんは「almoはイタリア語で『天の恵み』を意味します。大地の恵みをたっぷり受けた野菜やアートに気軽にふれられる場になれば」と願っている。

 1階はNPO法人にこにこのうえんが運営する。複数の農園によるこだわり野菜の販売に加え、にんじんマンゴー、ブロッコリーホワイトチョコなど、野菜や果物、米を使ったジェラートをはじめ、ケーキ、焼き菓子を販売。1歳の娘と訪れた和歌山市の水野恵さんは「旬の地元野菜が使われていて安心。スイーツなら子どもも喜びます」とにっこり。

 2階はギャラリーとカフェスペースとして23日(土)にオープンする。ぶらくり丁で毎月開かれるポポロハスマーケットに出店するアーチストや若い作家に貸し出すほか、クラフトイベントなどに使う。

 23日から5月5日(木)まで、県内外の10人が出展するグループ展を開く。三浦さんは「まちなかの小さなギャラリーからアーチストが飛び立てるように願いを込めて、こけら落としのテーマは『内なる翼』にしました」。彫刻家の安藤栄作さん、『名草戸畔 古代紀国の女王伝説』著者でイラストレーターのなかひらまいさん、植物造形家の富士原史香さんらの作品が並ぶ。

 23日午前11時、作家によるトークや音楽ライブ。午後5時からオープニングパーティー。参加無料。almoは午前11時~午後7時。水曜休み。同店(073・499・4588)。

写真=地元産の野菜を使ったジェラートを販売

(ニュース和歌山2016年4月16日号掲載)