2015年末から輸血用血液が少ない状態が続いている。献血者は例年並みだが、特に3月以降、需要が増えているのが理由だ。県赤十字血液センター献血推進 課は「献血の協力者が多いのは50、60代。少ない30代以下が協力してくれれば回復します。安定供給のためにご理解を」と呼びかける。
県赤十字血液センターのホームページ。血液型ごとの在庫が表示されているが、4月19日午前9時現在でA、B、AB型は「不足!ピンチです」、O型は「緊 急事態大ピンチ!」となっている。平日3日間で必要な血液を100%とし、理想的な130%以上なら「ちょうど良い状態です」、120~129%は「やや 不足してきました」、110~119%が「不足!ピンチです」、そして110%未満は「大ピンチ!」。同課によるとゴールデンウィーク前に手術が多いと予 想され、連休前までは〝ピンチ〟の状況が続く見込みだ。
献血は和歌山市美園町の駅前献血ルームと県内各地を回る献血バスで受け付けてい る。駅前献血ルームでは、毎週水曜に食パンプレゼント(先着40人)、第1水曜は抹茶と菓子ふるまい(先着30人)、第2火曜はハンドマッサージなど特典 を設け、協力を呼びかける。午前9時半~午後5時(全血献血は5時45分)。金曜休み。詳細は同センターHP。
写真=血液センターではAは黄色、Bは白と色分けして血液を保管
(ニュース和歌山2016年4月23日号掲載)