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 熊本地震の復興を支援しようと、和歌山市のインド人ヨガ講師、ガネーシュ・ギリさんが6月19日(日)午前10時、同市手平のビッグ愛北側芝生広場でチャリティーヨガを行う。参加は無料だが、募金を呼びかけ、全額を熊本へ届ける。「ヨガで健康な体づくりをしながら社会貢献につながる。芝生にふれて体を動かすと癒やされます」と話している。

 2005年に来日し、県内各地で教室を開くギリさんは、2015年4月に発生したネパール地震の際も、翌月にチャリティーヨガを実施。今年3月には仲間と協力し、東日本大震災の被災者への支援物資を集め、衣類やオモチャ、本など段ボール箱約180箱分を宮城県石巻市へ送った。

 そんな中、4月14日に熊本、16日にはエクアドルで大地震が発生。6月21日の国際ヨガの日にちなんで企画していた青空ヨガを、チャリティーイベントとした。当日は初心者向けのポーズを中心に、1時間かけてインド式ヨガを行う。「海外に比べ、日本人は『助けて』と言いづらいように感じます。災害が起きた際は、国を問わず、どこでもだれでも助け合う気持ちが広まってゆけば」と願っている。

 申し込み不要。動きやすい服装で、ヨガマットやバスタオル持参。雨天時は26日(日)に延期。

写真=初級のインド式ヨガを教えるギリさん

(ニュース和歌山2016年5月21日号掲載)