歌う喜びや、人と人をつなぐ歌の力を伝えるシンガーグループ、ヒューマンノート(写真)が6月11日(土)午後2時、和歌の浦アートキューブで子どもの虐待防止を訴えるオレンジリボンコンサートを開く。歌手の中西圭三をゲストに、公募で集まった一般シンガー約30人も出演。リーダーの寺尾仁志さんは「魂のこもった歌声で言葉を越えた感動を体感してほしい。子育てに悩むお母さんが子どもへの愛情を感じられるようなメッセージを込めています」と語る。
関西を拠点に活躍するシンガーソングライターの寺尾さんが2007年に結成したヒューマンノート。全国で約700人が所属し、ゴスペルをベースにした聖歌隊スタイルで歌を届ける。発展途上国での音楽交流や、東日本大震災の被災地、全国の病院、小学校などでコンサートを行う。
今回は、ヒューマンノートのメンバー約40人がオリジナル曲を、また、同グループの楽曲制作に携わり、虐待防止のチャリティー活動にも参加する中西は、自身が制作した『チュー・チュー・トレイン』などを歌う。最後に、一般シンガーを交え、全員で『翼をください』と中西作曲の『ぼよよん行進曲』を合唱する。メンバーで和歌山市の榎本尚さんは「踊り出したくなるような楽しい曲もあります。心痛む虐待がなくなるよう、歌で元気を届けたい」と話す。
2000円。アートキューブ、和歌山市民会館ほかで販売。また、引き続き、コンサートに一般シンガーとして出演する人を募集中で、レッスンを4日(土)午後2時にアートキューブで行う。1200円。希望者は3日までに同館(073・445・1188)。
(ニュース和歌山2016年5月21日号掲載)