関西一円のサーファーや海水浴客が集まる磯ノ浦の海。ゴミのないきれいな浜辺を楽しんでもらおうと、西脇小学校(和歌山市西庄)の児童448人が17日、「クリーン作戦」と銘打ち、清掃を行った。
海開き前の恒例行事で、今年が30回目。2014年度は、長年の取り組みが評価され、食品容器環境美化協会から表彰を受けた。
この日は快晴の下、学年別に分かれ、1人ずつスーパーの袋を手に、砂浜を歩き回った。タバコやペットボトル、ルアー、空き缶などを次々と発見。時折、「何かと思ったらイカの骨!」「味噌汁に入ってるような貝があった」と歓声を上げた。
集めたゴミを分別すると、ゴミ袋35袋分に。4年の川口ほたるさんは「世界の色んな人が捨てたものが流れ着いたのかもと思うと、何だか不思議」、高岡真依さんは「きょうは風が吹いていて、海での掃除がとっても気持ちいい」とにっこり。
田窪佳寿子校長は「年々ゴミは減少しています。子どもたちにはゴミを拾って人の役に立つだけでなく、マナーを身につけてもらうのが一番の目的。自分たちできれいにした海で今年の夏も海水浴を皆で楽しみます」と目を細めていた。
写真=みんなでゴミを拾って海辺をきれいにした
(ニュース和歌山2016年5月28日号掲載)