全国の小規模醸造16070289_beer所が出店する「クラフト×暮らふとビールフェス」が9日(土)、10日(日)に中ぶらくり丁と東ぶらくり丁で開かれる。10日はポポロハスマーケットと同時開催し、一体となって盛り上げる。小賀善樹実行委員長は「『商店街を心地よいリビングルームに』をコンセプトに、ぶらくり丁を居心地のいい空間に変身させます」と張り切っている。

 空き物件の活用で市街地の活性化を目指そうと、和歌山市が2014年に開いたリノベーションスクールの受講生が企画。建築士や会社員、大学生ら15人で実行委員会「BLAP(ブラップ)」を立ち上げ、昨年8月と10月に続き、3回目の開催にこぎつけた。

 今回は2日間に拡大し、2商店街にまたがり実施。イベントはチケット制で、醸造所のスタッフに新鮮なビールを注いでもらいながら、作り手のこだわりを聞けるのが好評だ。伊勢角屋麦酒(三重)、道頓堀地ビール(大阪)、長濱浪漫ビール(滋賀)など9社が出店する。

 また、「ぶらくる」をキーワードに、アーケードを緑、音、風をイメージした空間に生まれ変わらせる。閉店した店先に描くシャッターアートやスクリーンでの映画上映のほか、キッズコーナー、読書コーナー、芝生エリアなどを新設する。

 9日午後2時〜9時、10日午前11時〜午後6時。ビール1杯につき400円で前売りチケット2200円。詳細はBLAPのHP。

(ニュース和歌山2016年7月2日号掲載)