空き物件を活用した市街地活性化の戦略を立てる「わかやまリノベーションまちづくり構想検討委員会」を和歌山市が発足させ、7月15日(金)にぶらくり丁で初会合を開く。
市民の参加を募っており、市商工振興課は「市民と行政で手を合わせ、にぎやかなまちにしたい。『まちを変えたい』『ほしい暮らしを自分でつくりたい』と意気込みある人に参加してもらえれば」と呼びかける。
空き店舗や空き家など有効利用されていない場所に手を加え、地域を活性化させるリノベーション。市は専門家を講師に招き、その手法を伝えるスクールを2013年度から実施している。受講生は中古ビルをゲストハウスにしたり、空き店舗をレストランやバーに改修したりと、にぎわいづくりに一役買っている。
委員会は、雇用創出や少子高齢化、市街地の空洞化など市が抱える課題の解決策を提示する。戦略をつくり、受講生の活動を後押しするのがねらい。委員長は、スクールの講師を務めたらいおん建築事務所の嶋田洋平代表。委員はぶらくり丁周辺の不動産オーナーやまちづくり会社を立ち上げたスクール受講生、大学教授ら8人が担う。
15日は、これまでの取り組みと現状説明後、参加者で討論。9月〜来年1月に毎月開き、今年度中に構想をまとめる。無料。申し込み不要。リノベーションわかやま(073・428・2688)。
(ニュース和歌山7月13日号掲載)