全編和歌山市で撮影された長編映画『ちょき』が11月19日(土)から、県内で先行上映される。公開を前に、ロケ地となった同市島崎町のじゃんじゃん横丁を10月24日、金井純一監督と、主演の増田璃子さん、吉沢悠さんが再び訪れた。金井監督は「地元の方の協力なしには撮れなかった作品です。和歌山の自然豊かで美しく、レトロな風景はもちろん、主演2人の見事な芝居に注目して」とPRした。
じゃんじゃん横丁にある小さな美容室を舞台に、心に傷を負った盲目の少女と、妻を亡くした美容師の男性が織りなす純愛物語。マリーナシティや紀の川にかかる橋、和歌浦天満宮、磯ノ浦など市内のなじみ深いスポットで昨年12月に撮影が行われた。
盲目の少女を演じた増田さんは「和歌山市のきれいな景色やじゃんじゃん横丁の温かい雰囲気が映画に出ています」とにっこり。美容師役の吉沢さんは「重要なシーンを撮影した天満宮では、階段を上りきって振り返った景色を見た瞬間、自然と役に入り込めた。ロケ地に助けられました」と語った。
11月19日から、同市松江のジストシネマ和歌山、同市中のイオンシネマ和歌山などで上映。また、初日の19日はジストシネマで午前10時25分の回、イオンシネマで午後1時の回上映後、主演2人と監督による舞台あいさつがある。詳細は『ちょき』HP。
写真=右から金井監督、吉沢さん、増田さん、尾花正啓和歌山市長。美容室前で
(ニュース和歌山2016年10月29日号掲載)