161105_inu 犬の毛のカット技術を競うペット博・トリミングコンテストが9月に大阪で開かれ、和歌山市園部の和歌山グルーミングカレッジ研究科生、上芝響さん(19、写真右)が犬の特徴を生かすスタンダード部門で優勝にあたるペット博賞に輝いた。

 上芝さんは、アメリカン・コッカースパニエルの足の周りがふんわり広がるようそろえ、子犬のあどけなさを強調。「初めは緊張で手が震えましたが、やり出すと無心でできました」。ていねいな仕上げが評価され、「店を持つのが目標なので自信になりました」と笑顔を見せた。

 また、カラーリングなど独創的な技術を競うオリジナル部門に参加した本科1年の藤田瑞希さん(18、同左)がテレビ大阪賞、卒業生の藤本カンナさん(24)がPSG賞に選ばれた。

 藤田さんはゲーム「ポケットモンスター」のピカチュウをイメージし、ポメラニアンを手がけた。「動くので、顔に色をつけるときは注意しました」。黄を効果的に使い、ほおは赤、背中に茶を入れた。藤本さんは昨年に続く受賞。「幸せを運ぶ」をテーマに、プードルの背中に四つ葉のクローバーをあしらった。

(2016年11月5日号掲載)