日本郵便近畿支社は博物学者、南方熊楠の生誕150周年を記念し、オリジナルフレーム切手「和歌山が生んだ『知の巨人』」(写真)を10日(火)に発売する。
1867年に和歌山市橋丁で生まれた熊楠。東京大学を中退して19歳で渡米した後、イギリスの大英博物館で植物の標本整理や研究に明け暮れた。33歳で帰国し田辺市へ移住。1941年に75歳で生涯を終えた。
切手のデザインは自画像をはじめ、マンダラやキノコの図、科学誌『ネイチャー』に初めて掲載された論文の写真など10点。イギリス留学中、「中国革命の父」と言われる孫文と親交を深めたことから、孫文が和歌山を訪れた際の集合写真や、昭和天皇に御進講した際、妻の松枝と撮影した記念写真もある。
82円切手10枚セットで1300円。1040セット限定。和歌山市内全郵便局と郵便局HPで取り扱い。
(2017年1月7日号掲載)