音楽教育に力を入れる下津小学校(海南市下津町下津)の児童による音楽会が3日、同市民交流センターで行われ、保護者や地域住民約300人が見守った。
まず1、2年生が『あんたがたどこさ』や『かごめかごめ』を元気いっぱい歌い、続いて3年生が音楽物語『吉四六(きっちょむ)とんち話』を披露。歌と演奏を交え、武士の格好をした子どもたちが演技した。
学年ごとに歌った後は、全員で『一本の樹』を合唱。校内にあるクスノキをスクリーンに映し、情景を思い浮かべながら心を込めて歌った。合奏では、太鼓や鍵盤ハーモニカ、木琴など様々な楽器に挑戦。『ミッキーマウスマーチ』や『残酷な天使のテーゼ』など人気曲を力いっぱい演奏した。
6年の大谷省造くんは「休憩時間も練習していました。表情豊かに歌うよう気をつけました」、3年の坂本悠くんは「先生の指揮をよく見て演奏しました」とにっこり。
山中幸也校長は「下津小学校のテーマソングとも言える『一本の樹』を聴くと胸がジンとしました。子どもたちの感謝の気持ちを、皆さんに音楽で伝えられてよかった」と目を細めていた。
写真=全員で『一本の樹』を歌った
(ニュース和歌山より。2017年2月18日更新)